2012年01月08日

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』レビュー

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』
原題: Mission: Impossible – Ghost Protocol
製作国:2011年アメリカ
上映時間:132分
監督:ブラッド・バード
ジャンル:アクション
キャスト:トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、ポーラ・パットン、サイモン・ペッグ、ジョシュ・ホロウェイ
ヴィング・レイムズ、レア・セドゥー 、トム・ウィルキンソン 、ミカエル・ニュークヴィスト、ウラジミール・マシコーフ
レビュー:☆☆☆☆


昔は良かったなどと言うつもりはないが、CGの登場以来

アクション映画はなんだかつまらなくなった。

と、いうよりも、どんなスゴいアクションシーンを見ても、

『どうせ、CGで作ってんだろ( ´⊿`)y-~~』と昭和生まれのオイラは

心のどこかで斜に構えて観ているからかもしれない。


その点、昭和37年生まれ(笑)のトム・クルーズは、アクション映画の肝(きも)って
いうものを解っているよ(○ ̄∀ ̄)ノ

例えCGで全く同じシーンが作れたとしても、スタントなしでドバイの超高層ホテルの壁を
変な吸盤のグローブを着けてよじ登る必要がある。

なぜなら、それがアクション映画のヒーローの責務だからだ( ̄□ ̄)

(実際は、CGでやるか実写でやるかの判断は、撮影コストの比較で決定されることが多い)


今回のm:iシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の見所は、
そんな生身のアクションと、奇想天外のスパイギア(フェイクスクリーン、粘着グローブ etc..)と
娯楽大作の割には、ちゃんと説得力のあるプロットだ。

スパイアクション映画の金字塔といえば、「007シリーズ」や最近では「ボーンシリーズ」があるが、
前者は荒唐無稽な娯楽作品で、後者はリアルなストーリーとアクション(殺し屋との格闘シーンは特に凄い)が
特徴だけど、今回の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、
その中間に位置する作品と言ったところか( ̄ε ̄)

それに、今回のストーリーの骨子は、
ロシアのクレムリンで爆破事件の容疑を掛けられた
イーサン・ハント(トム・クルーズ)とそのチームが孤立無縁で、
核ミサイルの発射システムを乗っ取り核戦争で人類の滅亡を夢見るマッドサイエンティストを
追いつめるというシンプルな構造で、所々( ̄ー+ ̄)ニヤリ…。とするような”仕掛け”があって
リラックスして楽しめるのがいいね(・∀・)b


『ミッション:インポッシブル』は、昭和の時代にテレビでやっていた
アメリカのスパイドラマ『スパイ大作戦』(笑)が元ネタで、
イーサンが本部の指令を公衆電話で聞いたあとに、
「なお、この指令は自動的に消滅する」っていうのは、
昔の『スパイ大作戦』そのまんまの設定で、
昭和生まれのオイラは、思わず( ̄ー+ ̄)ニヤリ…。








  


Posted by アイスH at 13:55☆☆☆☆レビュー