2012年05月18日

『ファミリー・ツリー』レビュー

『ファミリー・ツリー』
原題 The Descendants
製作年 2011年
製作国 アメリカ
上映時間 115分
映倫区分 G

<スタッフ>
監督 アレクサンダー・ペイン
製作 アレクサンダー・ペイン/ジム・テイラー/ジム・バーク
原作 カウイ・ハート・ヘミングス
脚本 アレクサンダー・ペイン
ナット・ファクソン
ジム・ラッシュ
撮影 フェドン・パパマイケル

<キャスト>
ジョージ・クルーニー
シャイリーン・ウッドリー
アマラ・ミラー
ニック・クラウス
ボー・ブリッジス


レビュー(☆☆☆)


ジョージ・クルーニー主演でハワイで暮らすある家族に起こる出来事を描いた

第84回アカデミー賞で脚色賞を受賞した『ファミリー・ツリー』は、

「サイドウェイ」「アバウト・シュミット」のアレクサンダー・ペインの

監督作品とあって、ちょっと期待をして観た。


「サイドウェイ」「アバウト・シュミット」ともなんとも言えない

”味のある”作品だったが、『ファミリー・ツリー』も

オフビートな雰囲気でオイラの好きなタイプの映画だった。


ストーリーは

祖先の土地を受け継ぎ、ハワイで妻と2人の娘とともに暮らす

マット・キング(ジョージ・クルーニー)の妻のエリザベスが、

ある日、ボートの事故でこん睡状態に陥ってしまう。

さらに、エリザベスには不倫の相手がおり、

離婚まで考えていたことが発覚。

友人や長女もその事実を知っていたことにがく然。
ヽ(Θ゚Д゚)ノマジスカァァ


この映画は、大仕掛けな設定は一切ないが、

登場人物たちがいいね。


ジョージ・クルーニーが、昏睡状態の妻の不倫を知り

必死になってドタドタ走る様がなんともあわれで笑ってしまう。


家族のためにと、必死になって働いてきたと思っていたら

自分だけが”蚊帳の外”状態。

そりゃ、へこむわな。。。。凹(/_;)




あと、娘のボーイフレンドの男が”いい味”出してるね。

家族でもないのに、どこまでもくっついてきて

いつの間にか馴染んでいるのが面白い。


人生は、いつも予想外で自分の思惑通りにはいかない。

人はちっぽけで、ただ、周りの出来事に右往左往してるだけかもしれない。


でも、決して譲れないものや、本当に大切なものを見つけることができたら、

あとは何もいらない。

それに気がつけた人は幸せだ。

この映画の主人公マッドのようにね(○ ̄∀ ̄)ノ


  

Posted by アイスH at 10:00Comments(0)☆☆☆レビュー